ネコート式のんびり長期投資

のんびりと高配当株に長期投資していきます

考察

国民年金の商品性について考える

日本に住む方全員に関係のあるお金の話題に国民年金があり原則として加入することになっています。 今回は国民年金を金融商品として見た時、どのような特徴があり他の資産とどう違うか見ていきましょう。 資産としての国民年金の概要 投資期間:40年 投資総額…

不祥事を起こした企業が立ち直りにくい理由

世間ではB社の保険金不正請求問題を発端とする各種の不祥事のニュースで溢れていますが、不祥事による会社のイメージダウンは時に経営破綻に追い込む程の威力になり得ます。 今回は現代社会で不祥事を起こした企業が立ち直りにくい理由について紹介します。 …

コロナ禍で変わった投資家意識

新型コロナウィルス感染症は日本人の生活様式に大きく影響を与え、同時に投資家の判断基準にも大きく影響を与えました。 今回はコロナ禍で投資家が思い知らされた現実について見ていきましょう。 ①全ての場面で安全な業種はない コロナ禍でマスク着用が義務…

余剰資金について考える

投資は余剰資金で行うのは当たり前ですが、歳を重ねるにつれ「余剰」の意味合いが変わってきます。 今回は人生の各段階で何が余剰にあたるのかについて考えていきましょう。 若年層の余剰資金 年齢が若い内は金から価値を引き出す事ができるため支出の割合が…

配当金使い切り戦略のメリット

高配当株から受け取った配当金の使い道は自由で、投資の目的や目標にしている資産規模によって使い方が決められます。 配当金の扱いは個人個人で投資前に決めてられているとは思いますが、今回は配当金を使い切る考え方について紹介していきます。 ①配当再投…

バフェット氏の後乗り戦略の問題点について考える

世界的な投資家ウォーレン・バフェット氏が日本株について言及した途端日本株が注目されたように、彼の行動は投資の世界に多大な影響を与えていて、中には彼の動きを真似て投資する投資家もいます。 ただ唸るほどの資金以外にも彼は他の投資家と根本的に違う…

長寿企業へ投資する時の注意点

日本は世界有数の長寿企業が多い国で、特に高配当株を選考する際は長寿企業が候補になる場合があります。 ただ長寿企業は若い企業と違う点があるため、今回は長寿企業へ投資する際の注意点を見ていきましょう。 ①ゾンビ企業になる場合がある 長寿企業の中に…

対面証券会社の強みについて考える

証券会社といえばネット型という認識が広がっていて、SBIや楽天などネット型の証券会社が若い世代を中心に支持を集め成長してきました。 一方、昔ながらの対面型の証券会社は手数料の高さや注文の手間がかかるという事から、特に今から投資を始める方にはあ…

税金引き上げスキームから学べる事

ある国では巧妙な方法で税金の引き上げる事で顰蹙を買う事がありますが、そのやり方は企業の営業活動やサービスを提供する際に使われている事があります。 今回は国や企業が行なっている上手くお金を吸い上げる手法について見ていきましょう。 ①小さく始めて…

隠れ高配当株があるマイナー業種の紹介

高配当株と言えば建設業や銀行、商社、通信系の会社が有名で、個別株だけで高配当株投資を行おうとするとこれらの会社に偏りがちになります。 今回は比較的マイナーながら良い高配当株がある業界について紹介していきます。 ①水産・農林業 ほどほどの高利回…

大衆受けを軽視する企業は生き残りにくい理由

任天堂の看板キャラクターが主人公の映画が世界中で大ヒットしていますが、実は批評家の評価は高くなく観客との評価に大きな乖離があります。 現在米国製の映画やゲームでは原作に改変を加えて顰蹙を買うケースがあるなかで、シンプルな内容の映画で高い売り…

日本の割安株の異常な多さについて考える

割安な銘柄を探すときにPBRという割安さを測る指標がよく用いられますが、日本株の場合PBRが1未満の企業が異常に多すぎたために今年に入って東証が改善要求をする場面もありました。 PBRの大小だけで企業の価値が決まるわけではありませんが、今回は日本企業…

現実の市場が効率的でない理由

市場の仮説の1つに効率的市場仮説というものがあり、市場平均を上回る投資成績を出す難しさを説明する時によく用いられます。 この市場は理論の上でのみ存在しているのですが、何が実際の市場は何が違うか考えていきましょう。 効率的市場仮説とは 企業が発…

楽天証券をサブ口座として開設するメリット

SBI証券をメイン口座として使っている私ですが、最近楽天証券を開設したところ意外と使い道があったので、今回は楽天証券をサブ口座として開設するメリットを話していきます。 ①日経テレコンが無料で読める 私が楽天証券を開設した動機の9割がこの日経テレコ…

保有株に思い入れを持ちすぎない方が良い理由

長く同じ銘柄を保有していると企業の成功や挫折の情報が目に入り、自然と思い入れが出てくる事もあるかと思います。 この思い入れが長期で株を保有するモチベーションになりメリットになる場合もありますが、誤った判断により大きな損失に繋がる場合もありま…

投資で発生する認知バイアスの紹介

私たちが資産の買い増しや乗り換え、損切りを行うとき認知バイアスがかかり正常な判断ができなく事があります。 これは無意識化で起こり意識しないと気づかない厄介なものなので、今回は認知バイアスについて紹介します。 認知バイアスとは 認知バイアスとは…

不安定な相場で連続増配株が強い理由

米国で発生したシリコンバレー銀行の経営破綻から欧米を中心に金融銘柄の下落が目立ち、市場は暗い雰囲気に包まれています。 こういった相場ではゴールドや債券などディフェンシブな資産が注目されますが、今回は個人的な趣味で連続増配株の強さについて書い…

昆虫食がメジャーになれない理由

※この記事では昆虫食に関する話題が含まれます。 最近は「余計なものは入れない」事でお馴染みの製パン大手の会社がコオロギを粉末状にしたものを練り込んだ商品を発売したり、給食でコオロギ食材が提供された例があるなど昆虫食の市場は日々拡大しています…

TCG投資について考える

ここ数年でTCG(トレーディングカードゲーム)の市場は膨らんでいて、過去の大会優勝時に貰えるカードや限定配布のカードの高騰が目立っています。 今回はTCGを投資(投機)商品として見た時の今後について考えていきます。 TCGとは TCGとは各プレイヤーが集めた…

元本保証を謳った商品を警戒するべき理由

この世界には無数の投資商品がありますが、中には元本保証で高利回りを出せると宣伝している商品もあります。 ただそういった商品は存在できない理由があるので、今日はその理由を見ていきましょう。 元本保証とは 元本保証とは運用期間全てにおいて元本が割…

PBRの使い方を考える

個別株を評価する時様々な指標が発明されていて、特に割安株を探す際はPBR(株価純資産倍率)がよく使われます。 PBRも単体で万能な指標ではありませんが、知っていると参考になる事が多いので今回はPBRの使い方を見ていきましょう。 PBRの概要 PBR(株価純資産…

外食サービス業特有のリスクについて考える

1月31日に大手回転寿司チェーンの店内で悪質なイタズラを行った映像を動画サイトに投稿するという迷惑行為が発生し、1日で株価が5%近く下落するという大変な事態となりました。 外食サービス業は身近な業種で株主優待を実施する企業も多くある事から個人投資…

誰にもお勧めできない投資商品について考える

世の中には投資商品は無数にあり、各投資家の目的や取れるリスクによって最適な資産は変わります。 ただ中には誰のために存在しているか分からない様な商品があるので、今回は長期投資の目線で見た時どんな商品があるのか見ていきましょう。 ①ハイイールド債…

王道の投資商品になる条件

投資の世界では様々な投資商品が生まれては消えていて、過去には美術品や時計、奇石、チューリップや万年青のような花が投資(投機)対象になった事もありました。 ただ、王道の投資商品として生き残ったものは株や債券、ゴールドなど少数で、これまで人類が扱…

初任給30万円の会社が現れる効果を考える

UNIQLOやGUを展開するアパレル大手ファーストリテイリングが従業員の大幅な給与引き上げを表明し、特に初任給が30万円に達したという事が界隈で注目を集めました。 今回は日本で初任給が殆どの会社で横並びになっている理由と、ファーストリテイリングのよう…

海運株の特徴について考える

2021年頃から海運株の勢いが強く、去年の配当利回りランキングを見るといつも大手の海運株が上位を独占するという状況が続いていました。 ただ海運株には特有のリスクがあり、明らかに高配当株の中でも上級者〜プロ向けの投資先です。 今回はそんな海運株の…

2023年に景気が上向く要素を考える

今年は複数の理由で景気が下向くと予想されますが、景気や株価は様々なものの影響を受けるので誰も完全に予想できません。 今回は新初めという事で、願望に近いですが今年の経済が上向く要素について考えていきましょう。 ①穏便にインフレ問題が解決する 去…

2023年の投資方針について

皆さまあけましておめでとうございます。 本年も投資方針を考える事から始めていきます。 2023年の投資方針 ①日本株やAGGを売ってVIGの割合を増やす ②年末に資産の4%程度を出金する 今年は不安定な相場になる事が予想されますが、去年末のように円高ドル安に…

配当株投資家が忘れてはいけない事

今年は急激なインフレを抑えるために各国が金利を引き上げるなど、幾つかの要因によって配合株の多くが属するバリュー株が優位に立ちました。 ただ、長期的な資産拡大を狙う場合は他の投資法が有利になるので、高配当や連続増配など配当株の注意点を見ていき…

NISA両刀戦略について考える

これまでは積み立てNISAと一般NISAの1つの口座しか利用できませんでしたが、2024年から2つの口座を使って投資できるようになります。 今回は新しいNISAの変更点と2つの口座を併用する時一般NISAに当たる口座の活用方法について考えていきましょう。 なお実…